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クランクの設計

 ペダルを円周上にこぐ際の軸となる部分をクランクと呼ぶ。クランクは直径10mmのステンレス棒で作成するのだが、肝心なのはその長さだ。
 自転車の場合は170mmとか、175mmとか、規格がある。ロードレーサー(今の呼び方だとロードバイク?)等の競技用自転車なら170mmか175mmが一般的だが、これは乗り手に男性を想定しているからだろう。主に女性が乗る買い物用自転車なら、もっと短く、165mm程度だ。一般的には、身長の10分の1がいいらしい。私の身長は171cmだから、170mmがいいということになる。
 ただし、自転車の場合はほとんど真上から踏み下すことになるのだが、ペダルボートの場合は前に蹴り出すことになる。この違いを考慮するなら、どうすればいいのか? 短くすべきだ。自転車でも、膝に負担がかかりすぎるようだと、クランクを一段短くするとよいという。そこでママチャリと同じく165mmにすることにして作業を開始したのだが、途中のテストの結果、それでも長すぎると感じたので、さらに5mm詰めて160mmでいくことにした。

クランクの材料

シャフト同士の接着方法

 ペダルのシャフトとクランクは直角に固定しなければならない。ペダルのシャフトが直径8mmで、クランクが直径10mmと、接着面積はとても小さい。
 そこで考えたのは、双方に補助シャフトを両側に2本接着し、接着面積を3×3=9倍に増やすことだった。

接着面積の拡大

 接着面積を十分にとったので、強固な接着にはなっているはずだ。

シャフト同士直角の接着

 それでも不安が残ったから、ナイロンモノフィラメントでぐるぐる巻きに縛り、さらにその上からエポキシ接着剤で塗り固めた。糸と糸の隙間にも十分に浸透させたので、もはや全体重をかけた渾身の力でも、びくともしないだろう。

強固な接着

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