ギアの整形と接着
プロペラを回すギアもまたナイロン樹脂製である。結局、この材質が正解だった。できるだけプロペラハウジングをコンパクトに作成するために、ギアの余分な部分をカットした。ステンレス製のギアなら、こうはいかなかっただろう。
そして中心の穴の直径をドリルで拡大して、2重反転シャフトのそれぞれに合わせる。すなわち、内側のシャフトが直径12.6mm、外側のシャフトが直径16mmである。12.6mmの方はぴったりのサイズのドリルビットがないので、サンドペーパーで仕上げた。
次に、2重反転シャフトを含む3重のシャフトをセットし、ギアをシャフトに接着した。接着のシーンは動画にはない。
3個のギアをセットすると、上下のギアが互いに逆回転し、中央のプロペラシャフトに固定されたギアを回す。この方式は、1個のギアでプロペラシャフトを回すのと比べて、力のかかり方が均等で、ねじれの力を発生させないのだ。