シャフトの作製
シャフトの材料は、Ｍ５のステンレスボルトだ。ノブの刺さる部分のみネジを削り落としてシャフトにし、根元はネジを残してナットで締め上げ、プレートに固定する。それからボルトの頭とナットを削り、丸く整形するのだ。
ノブを止める方法は、ネジやナットではなく、Ｅリングを用いる。したがって作業は、Ｅリング用の溝を刻むところまでだ。
この作業に難しいところは何もない。根気よく、丁寧にやるだけだ。回転部だから、できるだけ精度高く、なめらかに削りさえすれば、失敗の要因はどこにもない。
二度とシャフトをプレートから外すことはないので、ナットは接着剤を塗布したうえで思い切り締め上げ、六角形の角は削り落とした。