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 ウルトラライトのスピニングタックルによる、夜の小物釣りに夢中になった。ターゲットはセイゴ。夕食後の短時間の釣りだ。堤防の明りの周りに、いつもセイゴが群れている。動画は1月31日のものだ。
 スピニングタックルのキャスティングに慣れ、振り抜いたロッドからピュッという音を発するようになってから、ライントラブルがなくなった。スピニングって、こういうふうに一気にライナーで飛ばすと、ライントラブルが起こらないのか。つまりはラインスラッグを出さない方がいいということなのかな。
 なんて間の悪い話なんだろう。スピニングのライントラブルに辟易して、この釣りをベイトタックルでやろうと、もうベイトフィネス用のロッドを釣道具屋に注文してしまったよ。それに、それ用のベイトリールはすでに購入してあって、しかも私には初めての左ハンドルだ。ところが、肝心のロッドが来ない。待てど暮らせど、入荷の連絡がない。もう2カ月にもなるのに。最初はカマスをやろうと思ったのさ。でも待っている間に、スピニングタックルのライントラブルを克服しちゃったよ。
 さらに間の悪いことに、この夜を最後に、セイゴの姿も消えてしまった。潮回りが悪いのかな。何日かすれば、また戻ってくるだろうから、ときどき様子を見に来ようか。
 ところが2月に入って、外海ではとんでもないことが起こっていた。もうそれどころではない。そのことが起こるのをずっと待っていたのだ。まだか、まだかと、ときどき様子を見に行っていたのだが、それは突然やってきた。

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