試したかったのはこういうことだ。フライフィッシングで釣れないとき、「ルアーなら一発なのに」と思うことがある。しかし本当にそうか? だったらあの跳んでるサワラ、ルアーならヒットするか試してみようじゃないか。
ところが改めてルアータックルを持ち出すと、すでに海の状況は一変していて、フィッシュイーターたちは忽然と姿を消していた。まさか今シーズン、これで終わりじゃないだろうな?
そんなわけないだろう。ベイトフィッシュはうじゃうじゃいるぞ。5cmぐらいのカタクチイワシの仔だ。きっと第2幕が始まるぞ。役者の顔ぶれは同じなのか、変わるのか。
そんなことより、もうつまらない迷いは捨てた方がいい。どっちにしたって結論は同じなんだから。ルアーで釣れれば、フライでも釣れるように頑張れとなるし、ルアーでも釣れなければ、同じ釣れないならフライで頑張れとなる。
今年の残りの日々は、フライフィッシングの修業に当てよう。ここで頑張っておけば、この先、そう、サクラマスをフライフィッシングで狙うなんてこともありうるぞ。