潮位120cmに向けて上げてくるのを狙って、深夜のビーチに行った。午前3時過ぎ、120cmを超えてさらに満ちてゆくころ、ヒットした。
最近、ビーチの状況の変化に戸惑いを覚える。イナが騒がしくコツコツ当たる日もあれば、しんと静まり返って何もいない日もある。なぜ? 水温、潮位、潮流、風向き? なぜ日によって違うのかはわからないが、イナがいればスズキが確実に釣れる。ならばイナのいる場所を探せばいいのだ。ビーチは広いから、どこかにいるんじゃないか?
月が明るかった。海面が照らされて、滑走路のような光の帯ができていた。それを利用して海面をスキャンする。魚のもじりが見つかれば、そこがポイントだ。でも、あのもじりはイナではなくて、スズキそのものだったかもしれないな。たちどころにヒットしたから。
こういう小技は「引き出し」とまでは言わないかな。ほんのちょっとしたノウハウか。