朝マズメは砂浜ランニング。カモメが高速で移動しながら海面に突っ込んでいたから、それを追いかけた。夜のパターンとは違うな。しかもカモメが食っていたのはイナではなくてイワシだろう。湾内にイワシが入っているみたいだ。しかしそれへのフィッシュイーターの反応は皆無だった。もう脚がパンパンだよ。やらなければならないのは運動会ではなくて検証と探求なのだから、夕マズメにもう一度出動することにした。
夕マズメは相変わらずイナパターンだった。日が暮れるとイナの大群が行ったり来たり。海面がざわざわと騒がしい。
今夜は例の場所は避けた。あそこは釣れるに決まってる。いくら釣果を重ねても、それでは検証にならない。それより、同時刻の他の場所を知りたかった。100mほど離れた場所でやった。この間の好調のキーとなるのが時刻なのだとすると、ここでも午後7時±30分の時間帯でヒットするはずだ。
結果は出た。確かに時刻はキーとなる。そしてそれはイナの動きとシンクロしている。午後7時、それまでイナがあんなにざわざわしていたのが、しんと静まり返った。そして3発のストライクがあり、そのうち2発をフッキングさせ、ランディングした。2本とも型が小さかった。50cmぐらいだ。
イナはスズキがやってきたから、怯えて消えたのか? それとも夜更けとともに活動を休止する習性があるのか? ではスズキは? イナが消えたから、ルアーに反応したのか? 釣れた型が小さかったのは、餌となるイナが消えて、大きいスズキがもっと餌の豊富なほかの場所へ行ってしまったからなのか?
よくわからない。釣れたんだから、ま、いいか。
明日は出張だから、遅くまでは粘れない。だけどあの場所が空いている。ついでに打っておこう。反応はすぐにあった。2発ヒットさせて、2発ともランディングした。大きい方で70cmだった。なんか、縮んじゃった?