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 ふかせ釣りにアンバサダー1500Cを使い始めたときから、このリールのピニオンギアは遅かれ早かれいかれるだろうなと、予測はしていた。そうなったら、古いABUへのこだわりは捨てて、国産のロープロファイルリールを導入しようと思っていた。ドラグにせよ、キャスタビリティーにせよ、その方がずっと性能がいいはずだから。さっそくリールシートを改良して、ダイワのアルファスが装着できるようにした。
 昨日、テストのための釣行を行った。夕マズメ、パタパタと良型のメジナが連発した。メジナより引きの強いアイゴも混じった。ちょうどよいテストになった。
 意外にも、アルファスは使いにくかった。アルファスとは言っても、ひとつ古いモデルだからなのか? マグネットブレーキの特性があまりにも粘っこくて、軽い仕掛けがバックハンドで投げにくい。無駄にスプールの回転がよすぎて、仕掛けを流している最中にバックラッシュが多発する。そして何よりドラグの効きに粘りがなく、滑り出しが悪いくせに、滑り出したら止まらない。これでは予期せぬ大物とは渡り合えない。1500Cのほうがはるかによかった。
 でもねぇ、1500Cはピニオンギアがアキレス腱となって、長期の使用には耐えられない。それに、何より重い。長い磯竿をずっと構えている釣りだから、リールは少しでも軽い方がいい。さぁ、どうする?

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