再修理から帰ってきたニコンAW1。ニコンは「レンズの結露は浸水のせい」と結論した。明らかにこの問題から逃げたがっている。面倒な客とかかわりたくないのだろう。ニコンは私のことをクレーマーと判断したに違いない。あるいは、カタログでは動画が撮影できると謳っているにもかかわらず、本心では、「本来スチルカメラであるニコン製品でまともに動画を撮影できると考えるのは、ユーザーによる過剰な期待である」と思っているのかもしれない。ネット上にも、「そもそもスチルカメラで動画を撮ろうというのが間違っている。動画を撮るならビデオカメラを買え」と、カメラメーカーを擁護する意見はある。くそ喰らえだ。私はあきらめない。私はこのカメラで動画を撮影する。
今日、再修理後初めてAW1を持ち出し、動画を撮影した。するとやはりレンズが曇った。予想通りだ。結露は浸水のせいではない。普通の使い方ではこうなるのだ。これからこのカメラに、普通ではない、ひと工夫を私は加えるつもりだ。その手応えを、私はAW120によるこれと同じ問題で、すでに得ている。