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 これが、動画撮影するとレンズの内側が結露により曇る、という例の現象だ。この動画は昨日、5分間ほどトビと遊んだ様子を撮影し、編集によって1分あまりに縮めたものである。最初のクリアな画面と比べて、中盤以降、霞がかかったように画面が白く濁ってゆく。これでもまだましなAW120で撮ったものだ。AW1だともっとひどくなる。
 浸水のあったAW1だけがこうなるのなら、全く気にすることはない。修理から帰ってきて、この問題は解決だ。しかしAW120でもこうなるということは、この現象は少なくともボディーが厳重に密閉された防水カメラの、その密閉性があだとなって却って湿気をカメラ内に閉じ込めてしまうという弱点なのだ。問題の根本的な解決のためには、湿気のもとを断つ、すなわちカメラ内の空気を徹底的に除湿するしかない。その点について、私にはプランがある。
 話は変わるが、トビは実に人懐っこい鳥だ。もともと生活圏が人と近い上に、ほとんどこちらを警戒していない。しかし、あまり人に慣れさせ過ぎると、何かとトラブルの原因になりかねない。私はクロワッサンを奪われて以来すっかりトビに魅了されてしまったが、あのようなできごとを「トビに襲われた!」と深刻に受け止める人もいるだろう。実際、もっと攻撃的な接触もありうる。
 楽しかったよ、ありがとう。もうおまえたちとは遊ばない。

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