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 4番のフライタックルでやるビーチのセイゴゲーム。ライトタックルの小物釣りだから、肩の力が抜けて、とても楽しい。だけど、もうそろそろこの釣りは卒業しなければならないと感じている。
 フライキャスティングって、ルアーのキャスティングとは原理が異なって、やみくもに力を入れてもラインはするすると伸びてはくれない。投げるんじゃなくって、伸ばすのだ。そのことを修得するために、タックルの番手を落としてきた。8番から6番、そして4番へ。力任せではなく、ラインをうまく滑空させるように。そしてそれにはずいぶん習熟したつもりだ。
 次の課題は、再び8番タックルへ戻り、大きなフライを遠くまでキャストすることだろう。そのためにはダブルハンドっていう手もあるけど、それはやらない。ダブルハンドのフライフィッシングをやるくらいなら、素直にルアーを投げてる方がいい。
 高番手のシングルハンドを修得したい。そして小物釣りから脱却したい。なぜ世間では海のフライフィッシングって言うと、決まって小物釣りなんだ? アジ、メバル、カマス、メッキ、セイゴ。どれも小物だ。なぜスズキサイズをフライで狙わないのか? その答えは私が知っている。難しいからだ。
 その難しいことにチャレンジしたい。

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