私の住む町でよく見かける、おなじみの鳥。以前、ある場面に出くわしてから、すっかり好きになってしまった。
自動車のフロントガラスに映った自分の姿に、バサバサと羽音をたててじゃれていたのだ。しかも２羽で。あれはいったい？ ペアリングをめぐって「４羽」で争っていたのか？ それとも、その自動車がＢＭＷだったことは関係あるのか？ ＢＭＷのフロントガラスの輝きに魅せられたとか。
それ以来、あの鳥を写真に収めたくて、常にクルマの中にカメラを置いてあるのだが、野鳥を写すのはとても難しい。１年もかかってやっと撮れたのが、この写真だ。逆光だし、遠いし、手振れもしている。
で、なぜ写真に収めたかったかというと、名前を調べるためだ。腹が赤茶色、背中が濃紺。大きさはハトよりも小さく、スズメより大きい。シルエットは、カラスのくちばしを細くして、全体的に小さくした感じ。澄んだきれいな声で鳴く。これだけの特徴を手掛かりにして調べたところ、アカハラかイソヒヨドリのどちらかに違いない。
君の名は？