世界でただ一つの防水一眼、ニコンAW1。いいカメラだ。画質はコンデジの比ではない。ただし、レンズ内の結露に苦しんでいる。静止画なら何枚撮影しようとそんなことは起きないのだが、動画を30分も撮影すると、レンズの内側がすっかり曇ってしまう。内側だからふき取ることができない。水滴が自然に乾くのを待つのだが、スイッチを切って気長に1時間はかかる。その間、このカメラを使うことができない。
動画撮影をすると撮像素子に負担がかかり、大量の熱を発する。カメラ内が熱くなる一方で、外気にさらされたレンズと背面の液晶カバーが相対的に冷たい。するとレンズや液晶カバーの内側に結露が生じるのだ。こんなことが起こるなんて、想定していなかった。
販売店に相談に行ったら、レンズを使い捨てカイロ等で温めるしかないと言われた。ふうん、やっぱりベテランたちもそういうことで悩んで、それなりに対処しているのか? しかしそのやり方は撮りっぱなしの動画向きではないな。
ニコンのカタログには、そのような結露を抑えるためのフィルターが載っていた。まずはそれを購入してみた。効果は全くなかった。それは水中撮影用だからなのか?
何か有効な策があるはずだ。それを見つけることが、このカメラを使いこなすコツだろう。カメラの外からの対策じゃだめだな。むしろいかにしてカメラ内の空気の湿気を除去するか。ようし、カラカラに乾かしてやるぞ。